化粧水や美容液を何本も重ねて使うとき、「一緒に使ってはいけない成分」があるのではと気になる人は多い。検索すると高濃度ビタミンCやピーリング系の名前がよく挙がる。
その組み合わせを名指しで禁止する国の基準は無い。 ただし、名指しが載っている場所ならある。販売社が自社製品に添えている注意書きのほうである。 どちらも同じ「NG」に見えるが、出どころも及ぶ範囲もまったく違う。
確かめられるのは、容器や公式ページに載る全成分表示と、各社が示す使用方法の2つである。手元にある2本を並べれば、この2つを見比べられる。
重ねる本数を増やさず、朝晩の仕上げの1本にまとめたい人に向く。最低3回・合計23,650円(税込)を払う前提で続けられる人が対象である。
全成分表示には、乳酸・リンゴ酸・アスコルビン酸・アスコルビルリン酸Naまでが1本の中に並んでいる。
買う前に、手元の化粧品の全成分表示と、公式の使用方法を見比べておく。
角質ケアクリーム レチベイビーとは
角質ケアクリーム レチベイビー
化粧品
- 1日あたりの目安
- 朝と夜の2回、1回パール1〜2粒大
- 使い切り目安
- 朝晩2プッシュ(1日4プッシュ)で1本20日
- 定期の初回
- 3,850円(税込)
- 2回目以降
- 9,900円(税込)
- 最低3回の合計
- 23,650円(税込)
レチベイビーは化粧品に区分される角質ケアクリームで、販売元は株式会社N-LaBoである。公式の使用方法は「化粧水や美容液でお肌を整えた最後にご使用ください」で、朝晩にパール1〜2粒大をなじませる。
全成分表示には水やグリセリンに続き、乳酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、アスコルビルリン酸Naといった名称が並ぶ。「レチノールと一緒に使ってはいけない」としてよく名前が挙がる側の成分が、この1本の表示の中に同時に載っている。ただし表示順は分量の多い順とはいえ、1%以下の成分と着色剤は順不同のため、並び順だけでは配合量は分からない。
全成分表示に「レチノール」という名称は無い。公式の商品説明は「自然由来の整肌成分『アルガクティブ レチナート®』を5%配合」と書いている。
使い切り目安は、朝晩2プッシュ(1日計4プッシュ)で1本20日である。公式の「ご使用上の注意」には、使用中に赤み・はれ・かゆみなどお肌に合わない様子が出た場合は使用を中止し、皮フ科専門医等への相談をすすめると書かれている。
選ぶときに確かめる基準
「一緒に使ってはいけない成分」という国の基準があるかどうかは、化粧品基準(平成12年9月29日厚生省告示第331号)の本文で確かめられる。基準が定めているのは1つの化粧品の中に入れてよい成分とその配合量で、別の化粧品と重ねて使う組み合わせについての定めは無い。
そのぶん、確かめる場所は2つに絞れる。1つは全成分表示で、手元の2本に同じ名称が載っているかを見る。もう1つは各社が示す使用方法で、その1本をどの位置で重ねるかはここにしか書かれていない。
レチベイビーの全成分表示に「レチノール」という名称は無く、公式は「アルガクティブ レチナート®」を配合すると説明している。No46.ピュアRTセラムの全成分表示では、レチノールが7番目に記載されている。重ねる位置も各社で違い、レチベイビーは「化粧水や美容液でお肌を整えた最後に」、No46.ピュアRTセラムは「化粧水などで肌を整えた後」で、後者には「日中は必ず日やけ止めをご使用ください」が添えられている。レチベイビーの「ご使用上の注意」は、赤みなど肌に合わない様子が出たら使用を中止し、皮フ科専門医等への相談をすすめている。
レチベイビーは初回3,850円(税込)の後、2回目以降は9,900円(税込)で最低3回の縛りがあり、合計23,650円(税込)である。使い方の目安は朝晩2回、1回パール1〜2粒大である。No46.ピュアRTセラムの定期は初回1,980円(税込)、2回目以降3,960円(税込)で、回数の縛りの記載は無い。
名指しが載っているのは公式の注意書きのほう
国の基準に無いという話と、どこにも書かれていないという話は別である。アヌア(案件ではない)のレチノール0.3 ナイアシン リニューイングセラムの商品ページには、次のように書かれている(2026-08-19 実測)。
Q&Aの欄に「Q. 一緒に使ってはいけない成分はありますか? A. 高濃度ビタミンCまたは角質除去成分が含まれた製品との併用はお控えください。」とある。同じページの「レチノール使用ガイド」には「肌への刺激を避けるため、角質ケア製品(ピーリング等)との併用はお控えください。」とある。
読むときに分けておきたいのは、これは販売社が自社の製品について書いた案内であって、国が定めた基準ではないという点である。化粧品基準(平成12年9月29日厚生省告示第331号)の別表第1には配合してはならない物が30並んでいるが、そこにも本文にも、2本を重ねて使う組み合わせの定めは無い。
だからこの記述は、アヌアのこの製品を使うときの手がかりにはなるが、レチノールという名前の付いた別の商品にそのまま当てはめられるものではない。手元の1本については、その1本の公式が何と書いているかを読むことになる。
同じ区分の商品を並べる
この表は台帳の値をそのまま出しています。どちらが優れているかは書きません。
| 商品名 | 制度区分 | 1日あたりの量 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 角質ケアクリーム レチベイビー | 化粧品 | 朝と夜の2回、1回パール1〜2粒大 |
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| REGLAGE No46.ピュアRTセラム | 化粧品 | 朝と夜の2回、1回パール粒大 |
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よくある質問
定期購入に回数の縛りはあるか。
初回3,850円(税込)の後、2回目以降は9,900円(税込)で、最低3回の継続が条件である。3回続けた場合の合計は23,650円(税込)となる。
レチベイビーの制度区分は何か。
レチベイビーの制度区分は化粧品である。医薬部外品にあるような、承認を受けた有効成分の枠組みは無い。
レチノールと一緒に使ってはいけない成分は決まっているか。
化粧品基準(平成12年9月29日厚生省告示第331号)が定めているのは、1つの化粧品に入れてよい成分と100g中の配合量である。別の化粧品と重ねて使う組み合わせについての定めは、本文にも別表にも無い。
「高濃度ビタミンCはNG」と書かれているのを見たが、根拠は何か。
国の基準ではない。アヌアの商品ページのQ&Aに「高濃度ビタミンCまたは角質除去成分が含まれた製品との併用はお控えください。」という記載がある(2026-08-19 実測)。これは販売社が自社製品について書いた案内で、化粧品基準の本文にも別表にも、重ねて使う組み合わせの定めは無い。
全成分表示の並び順から配合量は分かるか。
分からない。表示順は分量の多い順だが、1%以下の成分と着色剤は互いに順不同で記載してよいと定められている。
使っていて肌に合わないときはどうすればよいか。
公式の「ご使用上の注意」は、赤みやかゆみなど異常が現れた場合は使用を中止し、皮フ科専門医等への相談をすすめている。



