「初回◯円」という表示につられて申し込むと、実際に払う総額は初回価格とは違うことが多い。総額は自分で確かめられる。手順は難しくない。
「初回◯円」は1回目だけの価格だと確認する
「初回◯円」は、あくまで1回目に払う金額である。それ自体が支払う総額を示しているわけではない。
多くの定期購入では、2回目以降の価格が初回とは別に設定されている。総額を知るには、2回目以降の金額と、購入を続ける回数の両方を足し合わせる必要がある。
そのため、まず「2回目以降は◯円」「◯回目以降は◯円」といった表記を広告や商品ページの中から探す。見つけた金額と回数はメモしておくと、後の計算で使える。
比較対象の「通常価格」が何を指すか見る
「通常価格◯円→初回◯円」という表示もよく見る。この「通常価格」が何の価格かを確認する必要がある。単品で買ったときの価格なのか、定期購入の2回目以降の価格なのか、書き方によって意味が変わる。
比較対象の価格が書かれていない表示や、何の価格か分かりにくい表示は、それだけを判断材料にしない方がよい。
景品表示法には、実際の価格より著しく有利であるかのように見せる表示(有利誤認表示)を問題とする一般的な考え方がある。ただし、個別の広告が違反にあたるかどうかは、この記事だけでは判断できない。気になる表示があれば、その広告自体の中で確認する。
総額は最終確認画面の表示から自分で計算できる
通信販売では、申込みの最終確認画面に表示すべき事項が特定商取引法で定められている。この規定は、申込み直前に消費者が内容を確認できるようにするためのものだ。
表示事項には「分量」と「販売価格」が含まれる。販売価格には送料も含めて表示される。定期購入であれば、1回あたりの分量と価格に加えて、何回分が対象になるかも読み取れる。
この「分量」と「販売価格」を使えば、初回分と2回目以降分を合わせた総額を自分で計算できる。たとえば初回1回分の価格に、2回目以降の価格を継続予定の回数分だけ掛けて足せば、支払う見込みの総額が出る。
内容量・日数で割って1日あたりで比べる
総額を出したら、それを内容量で割ると比較しやすくなる。内容量はg(グラム)やml(ミリリットル)といった単位で表示されていることが多い。
使用日数が分かる場合は、総額を日数で割って1日あたりの金額に直す方法もある。1回の使用量が決まっている食品や化粧品であれば、この計算がしやすい。
1日あたりの金額に直せば、販売サイトが異なる商品同士でも比較しやすくなる。定期購入の「お得さ」を確かめるときも、初回価格や単品価格だけを見るのではなく、1日あたりの金額で比べるとよい。




