注意書きに書かれているのは効果ではない
レチベイビーを買う前に公式ページを見ると、成分や使い方の説明とは別に「ご使用上の注意」という欄がある。そこに書かれているのは効果の説明ではなく、起こりうる異常と、そのときにどうするかである。注意書きと広告文は場所も役割も違うので、分けて読むと判断しやすい。
化粧品の「ご使用上の注意」は何のためにあるか
化粧品は、医薬品医療機器等法において医薬部外品とは異なる区分に置かれている。医薬部外品は、配合された有効成分の効果があらかじめ国の承認を受けている区分だが、化粧品にはこの承認の枠組みが無い。
そのため各社の公式ページにある「ご使用上の注意」欄は、法令で定められた効能の証明ではなく、各社が定型的な書き方で示している欄である。そこに書かれているのは、起こりうる異常の例と、そのときの対応であって、効果の説明ではない。この違いを踏まえて読むと、注意書きと広告文の違いを区別しやすい。
「ご使用上の注意」に実際に書かれている内容
銀座ハリッチが公式サイトで販売する「レチベイビー」の公式ページには、次のような「ご使用上の注意」が示されている(2026年8月13日時点)。「お肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください」としたうえで、「次のようなお肌に合わないときは使用を中止し皮フ科専門医等への相談をおすすめします」としている。
例として挙げられているのは、「使用中、赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常が現れた場合」と、「使用したお肌に、直射日光があたって上記のような異常が現れた場合」の二つである。同じ欄には「乳幼児の手の届かないところに保管してください」「開封後はなるべくお早めにお使いください」とも書かれている。
これらはあくまで異常の例であり、ここに挙げられていない症状が起きないと保証するものではない。使用してこれらの症状が出るかどうかは、あらかじめ決まっているわけではない。
「A反応」「好転反応」という言葉について
化粧品を使い始めた後の肌の変化を指して、「A反応」や「好転反応」という言葉が使われることがある。しかし2026年8月13日時点で、レチベイビーの公式ページのどこにもこの二つの語は書かれていない。
化粧品の効能効果の範囲を定めた薬食発0721第1号の別表第1、56項目の中にも、この二つの語は無い。一覧にあるのは56項目までの効能であり、その中に「A反応」「好転反応」に当たる言葉は含まれていない。
使用中に肌の変化を感じたとき、その原因を読者自身が決めつける必要は無い。原因が何であるかは、注意書きにも効能の一覧にも書かれていない。
広告文の「日差しの下でも力を損なわない」は注意書きではない
公式商品ページの説明文には、「アルガクティブ レチナート®は、日差しの下でも力を損なわない優れた特性を誇ります」という一文がある。これは配合されている成分の特性を説明する箇所にあり、「ご使用上の注意」の欄とは別の場所に置かれている(2026年8月13日実測)。
成分の特性についての説明から、肌への影響が無いと読み取ることはできない。この一文は成分がどのような性質を持つかを述べたものであり、肌にどのような影響があるかを保証したものではない。
なお、公式の使用方法には「朝と夜、スキンケアの仕上げに」「パール1〜2粒大」と書かれているが、日やけ止めについての記載は無い。広告文の一文だけで、日中の使い方や肌への影響を判断しないほうがよい。
買う前・使い始めてから、読者ができること
買う前にできることは、公式ページの「ご使用上の注意」欄を実際に読むことである。広告文だけで判断せず、注意書きの欄まで目を通すと、書かれている内容の違いが分かる。
使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け、黒ずみ等の異常を感じたときは、使用をやめて皮フ科専門医等に相談することが、公式の注意書きに示されている対応である。定期便の条件など判断に迷うことがあれば、公式の問い合わせ先に電話で確認できる。受付時間は平日11時から17時で、番号は050-5434-4444である。




