パッケージ表示を確認せずに健康食品を選ぶと、その食品がどんな根拠に基づいて売られているのか分からないまま購入することになる。健康食品にはいくつかの制度区分があり、区分によって表示のルールが違う。区分と根拠はパッケージの表示を見れば自分で確認できる。ここでは、表示位置・届出番号・摂取目安量の見方という3点を順に説明する。
「機能性表示食品」の表示位置と届出番号
機能性表示食品のパッケージには「機能性表示食品」の文字と、届出番号が表示されている。多くの場合、商品名の近くやパッケージの主要な面にまとめて記載されている。
届出番号は、消費者庁の機能性表示食品届出情報検索で誰でも調べられる。番号を検索すれば、その食品がどのような届出内容で販売されているかを確認できる。
届出表示は「〜する機能があることが報告されています」という形で書かれることが多い。これは研究の報告を紹介する表示であり、消費者庁 機能性表示食品の届出等に関するガイドラインの考え方に沿えば、効果を保証するものではない。パッケージの届出表示を読むときは、この文末の言い回しまで確認する必要がある。
「特定保健用食品」の表示位置と許可の根拠
特定保健用食品、いわゆるトクホの食品には、パッケージにトクホマークと「特定保健用食品」の表示がある。マークは商品名の近くに配置されていることが多く、機能性表示食品の表示と見分ける目印になる。
特定保健用食品は、健康増進法に基づき国の許可を受けた食品である。個別の商品ごとに国の審査を経て許可されている点が特徴だ。
機能性表示食品は事業者が消費者庁に届け出る届出制であり、国が個別に審査するものではない。一方、特定保健用食品は国の許可を受ける許可制である。手続きの違いを知っておくと、パッケージの表示が意味する内容を正しく理解しやすい。
一日摂取目安量と摂取上の注意の見方
パッケージには一日摂取目安量が記載されている。多くの場合、栄養成分表示や原材料表示の近くにまとめて書かれている。
摂取上の注意も、食品表示基準に基づく表示事項の一つである。摂取目安量とあわせて確認しておきたい表示だ。
一日摂取目安量や摂取上の注意は商品ごとに異なる。同じ機能性表示食品や特定保健用食品であっても内容は商品ごとに違うため、購入時に自分の目で確認する習慣が大切である。
買う前に見る3つの表示
商品を手に取ったら、まず制度区分の表示を確認する。「機能性表示食品」なのか「特定保健用食品」なのか、パッケージの表示で分かる。
次に届出番号を確認する。機能性表示食品であれば、番号を消費者庁の届出情報検索で調べることができる。
最後に一日摂取目安量と摂取上の注意を確認する。この3点を見れば、その食品がどんな根拠に基づいて販売されているか、誰でも自分でたどることができる。次に商品を手に取ったときは、まずこの3つの表示に目を通す習慣をつけてみてほしい。




