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毛穴向け化粧品、効能表示の読み方

化粧品選び方本記事にはプロモーション(広告)が含まれます公開 2026年8月12日/更新 2026年8月12日
窓辺に置かれたスポイト付きの遮光瓶
目次(5項目)
「毛穴」が化粧品の56項目にも医薬部外品の別表4-1にも無い語で、その広告で実際に書けているのは引きしめ・キメ・清浄の項目であることを示した図。

毛穴向けの化粧水や美容液は、数多く売られている。パッケージや広告には、毛穴に関する言葉が数多く並ぶ。一方、化粧品として書いてよい効能の言葉には、あらかじめ定められた一覧がある。その一覧に「毛穴」という言葉があるかどうかで、実際に書ける効能の範囲が変わってくる。

「毛穴」という言葉は効能の一覧のどこにあるのか

パッケージや広告では、「毛穴ケア」「毛穴用」といった言葉をよく見かける。こうした言葉は、化粧品として書ける効能の一覧のどこに位置づけられるのか。化粧品は、医薬品医療機器等法の下で書いてよい効能の範囲があらかじめ定められている商品である。答えを確かめるには、その範囲を示す一覧を実際に見る必要がある。

化粧品の効能56項目を確認する

化粧品として書ける効能の範囲は、厚生労働省の通知で定められている。通知の名称は薬食発0721第1号(平成23年7月21日)で、別表第1に56項目が並ぶ。

この通知の注記により、「皮膚」は「肌」と言い換えてよい。たとえば「皮膚をひきしめる」は「肌をひきしめる」と書いても差し支えない。括弧内の記載は、洗顔料など使用形態を限定するもので、その形態の商品でしか書けない。

56項目を一つずつ確認しても、どこにも「毛穴」という語は使われていない。毛穴という言葉そのものが、化粧品の効能として認められた表現の中に存在しない。これは、毛穴の開きや目立ちといった状態を直接の対象とする効能が、一覧に含まれていないことを意味する。

薬用化粧品(医薬部外品)にも「毛穴」は無い

パッケージに「薬用」と書かれた商品は、医薬品医療機器等法上、医薬部外品にあたる。同法は、医薬品・医薬部外品・化粧品を区分し、それぞれに書ける効能効果の範囲を定めている。

医薬部外品の効能効果の範囲は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」別表4-1に定められている。この別表4-1は、化粧品の56項目とは別に定められた一覧である。別表4-1にも、「毛穴」という語は使われていない。

パッケージに「薬用」と書かれていても、書ける効能が「毛穴」という言葉に変わるわけではない。薬用化粧品であっても、書ける効能は別表4-1に定められた言葉の範囲に限られる。「薬用」という表示は、区分が医薬部外品であることを示すものであり、効能の内容そのものを示すものではない。

一覧の中で「毛穴」に近い言い方

56項目のうち、毛穴に近い意味を持つ言葉は3つある。(23)「肌をひきしめる」、(20)「肌のキメを整える」、(17)「(汚れをおとすことにより)皮膚を清浄にする」である。このうち(17)は括弧内の条件が付いており、洗顔料など汚れを落とす使用形態でのみ書ける効能である。

これら3つは、いずれも肌の状態や清浄さについての言葉である。文言のとおりに読むと、(23)は「ひきしめる」、(20)は「キメを整える」、(17)は汚れを落とすことによる「清浄にする」までであり、毛穴そのものを対象にした項目は一覧の中に無い。一覧に無い言葉が広告に出てきた場合は、56項目のどれかを言い換えたものとしてではなく、効能とは別の表現として読むことになる。

商品説明と効能表示を分けて読む

「毛穴」という言葉は、効能の一覧ではなく、商品の説明文やキャッチコピーの側に書かれることが多い。容器や広告を見るときは、区分の表示と、実際の効能を示す文とを分けて確認するとよい。区分には「化粧品」と「薬用化粧品」があり、書ける効能の範囲はそれぞれ異なる。区分の表示と効能を示す文は、同じ面に並んでいても、意味する内容が違う。

毛穴向けとうたう商品を選ぶときは、効能欄に書かれている言葉を基準に見るとよい。「引きしめる」「キメを整える」「清浄にする」といった言葉が、実際に効能として書ける範囲である。キャッチコピーの「毛穴」という言葉と、効能欄の言葉が一致しない場合もある。その場合は、効能欄に書かれている言葉の方を基準に読む。

「肌をひきしめる」が化粧品の56項目にも医薬部外品の薬用化粧品類にも同じ言い方で置かれていることを示した図。

実際の商品で確かめた記事

ここで書いた見方を、実在の商品1つに当てはめて、効能の範囲・価格・解約の条件まで確かめた記事があります。

REGLAGE No46.ピュアRTセラムを買う前に

REGLAGE No46.ピュアRTセラムは化粧品に区分される美容液である。内容量と使い切り日数、2回目以降の価格と回数の条件を確認できる。

出典

  • 厚生労働省「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日 薬食発0721第1号)
  • 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」別表4-1 医薬部外品の効能効果の範囲
  • 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)

この記事は一般的な情報の提供を目的としています。効果や安全性には個人差があります。 体調や持病、服用中の薬について不安がある場合は、医師または薬剤師にご相談ください。

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きれいベース編集部

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